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トキザケ(時鮭)
標準和名は「白鮭」。
白鮭の中でも、春から夏にかけて《鮭の旬である「秋」以外に》日本近海に回遊してくるのものを「時知らず」または略して「時鮭」と呼びます。
ロシア北部の河川で生まれ、エサを求めて回遊中に、
産卵のため日本の河川に戻ってくる「成熟した日本の白鮭」につられて沿岸に寄ってきて、捕獲されるレアケースなのです。
魚屋店長
時鮭って、ちょっとおっちょこちょいな鮭ってことですね。
魚屋店長
レアケースだけに、漁獲量を知ったらびっくりしますよ!味も非常に美味しいので、高値が付くのもうなずけます。
【漁獲量】非常に少なく、普通の白鮭の、数千匹に一匹の割合です。
【値段】普通の白鮭の10倍以上の値段で取引されます。 1尾5万円から10万円が相場です。
【味】卵巣・精巣がまだ成熟していないので小型ですが、丸々太って身肉に脂が乗り、非常に美味です!
魚屋店長おすすめの食べ方
高級魚の名の通り、爽やかな脂が回り、塩焼き、ムニエル等なんでも美味しいです。
【白鮭】季節別呼び方まとめ
- 5月〜7月に獲れる白鮭→【時知らず(時鮭)】
- 本州の河川に戻る前まだ少し脂がのっている白鮭→【メヂカ(目近)】
- 故郷の河川に近づいた近海で取れた白鮭→【アキアジ(秋味)】【ギンゲ(銀毛)】
- 河口付近で取れた婚姻色の出ている白鮭→【ブナ】
- 産卵する年令に達していない若い白鮭→【鮭児(鮭司)(けいじ)】
マス類には、その他に紅サケ・銀鮭・トララト・アトラン・キングサーモンなどがあり、ますます混乱しやすいですね。