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シュモクザメ
英名はハンマーヘッドシャーク。
三重県熊野の定置網(この前紹介した定置網)からきました。
【定置網】9月初め三重県熊野視察
定置網視察
三重県熊野の定置網を視察してきました。
定置網とは
別名「大敷網」とも称され、回遊する魚を誘い込んで...
人食いザメのような獰猛なイメージがありますが、実はおとなしいらしい・・・でも怖い!
市場に流通することはまずありません!!
なぜなら、ヒレだけしかお金にならないから。
フカヒレの材料としてはかなり珍重されているようで、絶滅の恐れがあるほど乱獲されているとか。
食用としての価値がないのはご存じの通り、少し臭うからです。
サメはアンモニア臭いという印象がありますが、これは体内に尿素を蓄えているからです。鮮度が落ちると尿素がアンモニアに変わり臭いが発生します。
捌いている時から少し魚にはない臭いがしてきました。
死んでから数時間しかたっていないので臭いは薄いですが、やはりこの臭いが原因で食用としてはあまり流通していないようです。
でも美味しいサメもいます。
美味しいサメは、新鮮な内はまったく臭いがしません。
アブラツノサメ、モウカサメ(ネズミサメ)、ホシサメ、青鮫などは食用として流通しています。
「フカの湯引き」と言って関西では普通に食されています。
このシュモクザメは 食用には向かないかもしれないですね。(個人的な見解)